家族だけでなく親族や友人が集まれる楽しい空間を基調とした家
友人と集まる機会が多い施主様夫婦にとって、新居となる家づくりは、「みんなが集まれる、呼べる家」を創りたいとのことでした。
また、ご主人様は料理とお酒が趣味で、多様な調理器具のほかにこれまで集めてきたお酒の空き瓶をオシャレに陳列したい、家だけど、どこか店舗のような演出がしたいとのことで、建築家の中村先生は、家づくりのテーマを
「ダイニングキッチンが中心の家」
と設定してプランニングを行いました。
ダイニングキッチンスペース
キッチンの背面には豊富なカウンター収納を設置して、「魅せるお皿や酒ビン」をディスプレイするとともに、夫婦2人でキッチンに立っても作業効率が落ちないように、キッチン背面に作業スペースとなる大型カウンターを設置しています。
リビングスペース+スケルトン階段
リビングスペースのTV上には、コレクションのコミック本を並べたいとの要望からコミック専用カウンターを壁付けしています。階段は階段室が必要な木製階段でなくスケルトン階段(鉄骨階段)を採用し階段下のスペースもリビングと一体となることで、リビングスペース全体の開放感につながっています。
また、階段上には採光用の窓が集中して設置されており、2Fから太陽光を1Fに取り込むための空間設計がなされています。
リビングに連結するウッドデッキ
一般的なバルコニーよりも広めのウッドデッキをリビングスペースの掃き出し窓と直結する形で設置しています。ウッドデッキで子供と遊びたい、BBQをしたいといった施主様の要望を実現しました。
また、玄関ドアを開けてリビングを見渡すと、窓の向こうに広がっているウッドデッキを視認することができて、建物の広大感、開放感が感じることができます。この視認性の演出は、建築家ならではの発想です。
ウッドデッキスペース
リビングの掃き出し窓と直結していて、建物とウッドデッキの行き来がしやすいように配慮されています。
ウッドデッキを設置することで隣地建物とのスペースが増すことから、周りを他の住戸に囲まれている立地でありながら、1Fリビングでも十分に光を取り込むことが出来ます。
チャイルドルーム
将来を見込して、部屋の中心を起点に左右対称の窓や建具などを配置することで、子供が大きくなってそれぞれのプライベートスペースを確保する必要が生じた時期に、部屋のセンターで仕切って2室にできるように予め設計されています。